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英文読解を変える!スラッシュリーディングとブロック分けの技術

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英語の長文を読む際、特に複雑な文構造に直面することは英語学習者にとって一般的な課題です。一見、理解するのが難しそうな長い文章も、適切な方法で区切りを入れることにより、意外とスムーズに読み進めることができます。この記事では、そんな英文読解のスキルアップに役立つスラッシュリーディングとブロック分けの技術を紹介します。

目次

スラッシュリーディングの基本

スラッシュリーディングとは、文章を意味のある小さなカタマリに分割して読む技術のことです。この方法を用いることで、英文が読みやすくなります。特に、英語の試験対策や日常の英語学習で直面する長文読解において、この技術は非常に役立ちます。

英文を読む際に、文中の接続詞や前置詞、関係代名詞、分詞の前で区切りを入れることが一つの基本的なルールです。これにより、長く複雑な文でも、分割しながら、前から順に理解することが可能になります。しかし、この方法を活かすには、どのようにして文を区切りるのか具体的に理解し、何度もご自身で練習をしておくことが大切です。

この記事では、スラッシュリーディングを実践する際の具体的な区切り方、また英文理解を更に深めるために、文を[ ]でくくるブロック分けの技術も紹介しますので、ぜひ取り入れてみてください。

スラッシュリーディングの原則

どこで区切るか

スラッシュリーディング(区切り読み)の原則をみていきましょう。目的は、文を一瞬で認識できる意味のカタマリに分けることにより、読むスピードを上げることです。

  • 接続詞の前: 文をつなぐ接続詞(例: and, but, because)の前で区切ります。これにより、文の転換点をあきらかにし、文の流れを追いやすくなります。

  • 前置詞の前: 前置詞(例: in, on, at)の前で区切るのは、前置詞句 (in the park, at the shop等) をまとまりとして捉えることができるからです。

  • 関係代名詞の前: 関係代名詞(例: who, which, that)の前で区切りを入れるのは当然ですが、区切りながら、「ちみにその人は~」とか、「それはどんなものかというと~」など文頭から理解するための訳を呟きながら切ると効果が上がります。

  • 分詞の前: 現在分詞や過去分詞の前で区切ることで、分詞句や分詞構文の範囲を捉えることができます。こういった後置修飾の訳は、関係代名詞と同様です。

    「若い男がいて、その男は黄色の帽子を被っていて、…」という具合に英語式に、後ろにどんどん情報をつけたしながら読みます。 

  • 主語が長い場合は動詞の前: 長い主語の後、動詞の直前で区切ることで、長い主語(主部)の全体像が見やすくなります。 

スラッシュリーディング:基本的な考え方と実践例

1. 接続詞がある場合

例:
She wanted to buy a new car,/ but she ~.

このように、スラッシュリーディングの区切るコツを学ぶことで、英文読解の正確さとスピードを向上させることができます。その一つの理由として、多くの場合、人は知っている英単語なら1つ以上を一度に理解できます。ですので単語を1つずつ順番に認識しながら読むのは時間のロスだと言えます。うまく整理して、英文を区切ることで、自分の認知できる能力を十分に活かすための読解法だとも言えます。

2. 前置詞のある場合

例:
The book/ on the table~.

3. 関係代名詞がある場合

例:
The woman/ who is standing near the door~.

4. 現在分詞がある場合

例:
The dog/ lying on the couch~.

5. 過去分詞がある場合

例:
The letter/ written by my grandfather~.

6. 主語が長い場合

例:
The idea/ of building a new library/ in the town center/ has been approved by the council.

訳:
町の中心部に新しい図書館を建設するという考えが、議会によって承認されました。

このように、スラッシュリーディングの区切るコツを学ぶことで、英文読解の正確さとスピードを向上させることができます。その一つの理由として、多くの場合、人は知っている英単語なら1つ以上を一度に理解できます。ですので単語を1つずつ順番に認識しながら読むのは時間のロスだと言えます。うまく整理して、英文を区切ることで、自分の認知できる能力を十分に活かすための読解法だとも言えます。


文構造を明確に:カッコで括る方法

私は読解に自信がない場合、特に演習においては、スラッシュで区切るほかに、SVOC+修飾語、という文構造をはっきりさせるために、その各文の要素(主語、動詞、目的語、補語、修飾語)を必要に応じてカッコで括る=ブロックに分けることをお勧めしています。 

以下の例文は、先ほどのスラッシュリーディングのセクションから引き続き使用し、それぞれにブロック分けを適用してみます。具体的には以下で例を挙げながら説明します。

文構造を明確にするブロック分けの実践

1. 目的語が長い場合

例文:
She wanted to buy a new car,/ but she decided [/to save money /for a house/ near the place/ where her parents live ].

解説:後半の文は目的語が長いので、decideを読んだ時点で、「この先は長そうだから目的語をまとめたほうが良さそうだ」と判断できれば理想的ですね。

2. 前置詞句のある場合

例文:
[The book/ on the table/] belongs to John.

解説:
1の「want to~」と同様に「belong to~」は熟語としてよく使われますので、to 以下を目的語として扱いカッコでくくるより熟語の性質を優先したほうが読みやすいのでノータッチとします。

3. 関係代名詞がある場合

例文:
[The woman/ who is standing/ near the door]/ is a famous artist.

解説:
関係代名詞節があり、主語が長くなっているため、長い意味をもつ主語全体を[ ]で括っています。これにより、SVCの文構造が一目でわかり、誰が有名な芸術家であるかがすぐに理解できます。

4. 現在分詞がある場合

例文:
[The dog/ lying /on the couch]/ is very lazy.

解説:
現在分詞と前置詞句によって後置修飾されている長い主語を[ ]で括ることで、はっきりしますね。

5. 過去分詞がある場合

例文:
[The letter/ written /by my grandfather]/ was found/ in an old box.

解説:
過去分詞による後置修飾もまた、長い主語を認識しやすくするため、[ ]で括ります。

6. 主語や目的語において前置詞が連続する場合

例文:
[The idea/ of building a new library/ in the town center]/ has been approved/ by the council.

解説:
複数の前置詞が連続して使用されると、非常に長い主語や目的語が形成されることがあります。[ ]を使用してこれらの要素を括ることで、文のSVOC+修飾語の構造がひと目で理解しやすくなります。


これらの印をつける習慣をつけることで、英文の構造を瞬時に把握するスキルを養うことができます。但し、読解力がついていくにつれ、印の必要性は低くなっていくでしょう。今のあなたにベストな印の入れ方を、原則をもとに見つけてください。

まとめ:英文読解の技術を極めるために

今のあなたの読み方を模索する

英文を読む際には、「最終的には一律のルールはない」ということを念頭に置くことが大切です。原則を学び、その上で自分にとって読みやすい方法を模索するのがベストです。

そのためには、幅広い種類の英文に触れ、多読する必要があります。実際に多くの文を読むことで、文構造を瞬時に把握し、効率的に理解するスキルが身につきます。

さらに上を目指して

最終的には、印も必要なくなり、文を見た瞬間に文構造が理解できるようになることが目標です。文の主要な要素(SVOC+修飾語)を特定し、それらの各要素を同時に見ながら理解することが、英文読解の理想の一つかもしれません。

私はTOEICでリーディングセクションでは20分程時間が余りましたが、それは私が文単位で速読のようなことをしているからだと思います。両目は普段より開いていて文を視界に収める感覚です。

またパラグラフやエッセイ全体を読む際も、文単位での読解技術を応用することができます。パラグラフは、SVOCの構造がないものの、主張、理由、根拠、具体例などの「内容の塊」に分けて理解することが可能です。両目を左右に開いて(←これは心持ちですが)、視界に収め各要点を理解するのです。 

このようにパラグラフを効率的に読み解く技術はとてもディープです。この速読の認知的な観点についてはいつか別の記事にしたいと思います。 

リーディングセクションに関しては、模擬的な問題を用意しますので、活用していただければ幸いです。それでは、次回のTOEICに向けてがんばりましょう!

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この記事を書いた人

こんにちは!里菜 風 (サトナ・カゼ)です。

アメリカ留学経験を活かし、ビジネス英語の核となる会計用語から始め、マーケティングやファイナンスの専門用語まで、幅広い分野のビジネス英語を掘り下げます。

カギとなる会計書類の理解から始め、順次他のビジネス分野へと知識を広げていきます。

また、雑記ブログでは、人物から学ぶこと、エンターテインメント、日常生活の問題解決など、さまざまなトピックを取り扱っています。

TOEIC対策からビジネス英語の実践まで、あなたの英語学習の旅をサポートします。

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